読/グリム童話全集1その3*3O06.19(土)
こんばんは大岡です(・∀・)
今日の札幌は暑くて思わずぐたってしまいますorz
お昼にビビンバ食べて汗倍増^^笑
今日もグリム童話のお話を。今日で最後にしますのでお付き合いくださいm(><)mゎ
【ねずの木の話】昔々、二千年ほど前一人のお金持ちときれいな妻がいました。二人は子どもがなく、いつもさずかりますように、とお祈りしていました。冬のある日、妻は家の庭にあるねずの木の下でりんごの皮をむきました。自分の指を切ってしまい、血が雪の中に落ちるのをみて「血のように赤く雪のように白いこどもがあったら」とつぶやきました。やがてねずの木に花が咲き、実がつきましたが、それを食べた妻は悲しくなり病気になりました。血を落としてから九ヶ月経ち、妻はこどもを産みました。たいそう喜び、死んでいった妻を「ねずの木の下に埋めてください」という言葉通りにしてやり、夫はおいおい泣きました。 しかし、しばらく泣いてくらした後、二度目の妻をむかえました。
二度目の妻は、女の子を産みましたが、最初の妻のこどもの可愛らしい男の子を見ると、心がむしゃくしゃしました。彼女はいつも、財産を残らず娘にやりたいと考えていたので、悪魔にとりつかれて、男の子にひどくあたりちらしました。あるとき、妻が上の部屋に上がると、娘がついてきて「お母さん、りんごを一つちょうだい」と言いました。母親は「ああ、いいよ」と答え、大きな重いふたと大きな鉄の錠前をはずして箱の中からきれいなりんごを一つあげました。娘はお兄ちゃんももらえる?と聞いてきたので、母親は機嫌を損ねましたが、学校から帰ったらあげると言いました。母親は男の子が帰ってくるのを見ると、娘のりんごを取り上げ「お兄ちゃんより先にはやれないよ」と言い、りんごを箱に投げ込みました。悪魔がとりついた母親は、男の子に親切そうに「ぼうや、りんごがほしいかい?」と聞き、ちょうだいと答えた男の子を箱の前に立たせ「りんごを一つ取りな」と言いました。男の子が箱の中に屈んだ時、悪魔の指図で、母親はバタンとふたを閉めたので、子どもの頭はとんで、赤いりんごの中に落ちました。すると彼女は怖くなって、どうにか私のしたことでないようにできないかしら!と考えました。そこで子どもの頭を首の上にのせて、白い布をぐるぐる巻きつけ、男の子を戸の前に座らせ、手にりんごをもたせました。
それから台所にいる母親のところに娘がやってきて「お母さん、お兄ちゃんが戸の前に座って白い顔をしているの。あたしがりんごをちょうだいって言っても返事もしないの。」と言いました。母親が「もう一度いって、それでも返事をしなかったら、ほっぺをぶっておやり」と言ったので、娘はまたお兄ちゃんのところへ行き、声をかけましたが、返事をしないのでほっぺをぶちました。すると頭がころりと落ち、娘はびっくりして泣き喚きました。そして母親に話すと「たいへんなことをしたわね!でも、だまっていなさい。どうしようもないんだよ。お兄ちゃんをスープにしよう」と言い、男の子を細かくきざみ、おなべに入れて、スープににました。お父さんが帰ってくると、「ぼうやはどこにいる?」と聞きました。娘は泣き崩れ、母親は「ぼうやは田舎に遊びに行きました。そこにしばらく泊まるって」と答えました。お父さんは変だと思いましたが、食事を始めると「このごちそうはとてもうまいよ!もっとおくれ!」としきりにお代わりをし、骨をテーブルの下に投げ、すっかりたいらげました。娘は絹の布を取り出し、骨を残らず拾い上げ、布にくるんで戸の外に持ち出して、血の涙を流して泣きました。娘は骨をねずの木の下におきました。すると、ねずの木は動き出し、霧のようなものが出たかと思うと、火のようなものがもえ、その中から美しい小鳥が一羽飛び出しました。小鳥が行ってしまうと、ねずの木は前と同じようでしたが、骨の入った布はなくなっていました。
小鳥は金細工師の家で歌い、金ぐさりをもらいました。それから靴屋で歌い、赤い靴を一足もらいました。次に水車場に行き、粉ひきの石うすをもらい、首にはめ、家に飛んで帰りました。小鳥はきれいに歌い、母親は耳を塞ぎ、娘が前掛けがぐしょぐしょになるまで泣き、父親は外に出て見てみました。歌い終わると小鳥は、父親の首に金ぐさりを落としました。また小鳥が歌い出し、娘も外に出てみると、靴を投げてくれました。二人は家の中に入り、小鳥を褒め称えたので、母親も楽な気持ちになりたくて外に出てみました。すると、バターン!と小鳥が石うすを頭の上に落としたので、彼女はぐしゃりとつぶれてしまいました。父親と娘はその音を聞いて外に出ました。すると、けむりと炎がそこから燃え上がっていました。それが消えると、そこにかわいいお兄ちゃんが立っていて、お父さんと妹の手をとりました。そして、三人そろって楽しく家に入り、食卓について、食事をしました。【おわり】
と言うお話なんですが、これが元になっているマザー・グースがあると紹介されています^^
の98ページに
母さんがわたしを殺した/父さんがわたしを食べる/兄さん弟、姉さん妹、テーブルの下で/わたしの骨を拾い集め、/冷たい大理石の墓石の下に埋める
と言う歌が紹介されています(`・ω・´)
本文では「その起源はグリム童話にあって、【柏槇の話】と【唄をうたう骨】の二編に、それぞれ若干文句が異なる唄が出てくる」と書かれていました><
ちなみに【唄をうたう骨】のグリム童話全集1に載っていますよ^^ノ
これはいのししが出て困っていた王様が「つかまえるか、殺すかしたものには、一人娘を妻にしてやる」とおふれを出したところ、ふたりの兄弟が名乗りでました。素直な弟が、こびとからもらったやりでいのししを殺し、ぬけめのない兄は弟を橋の上でなぐり、川に落ちて死んだ弟を橋の下に埋め、手柄を横取りしました。長い年月が経って、羊飼いが橋の下で小さな骨を見つけ、角笛の吹き口にちょうどいいと思い、骨をけずって作り、ちょっと吹いてみました。すると骨はひとりでに「わたしの兄がわたしを殺し、橋の下に埋めました。いのししをよこどりして、王女さまをおよめにもらおうと。」とうたいだし、羊飼いは王様に届けることにしました。王さまは橋の下を掘り起こさせ、弟の骨をきれいなお墓に納めさせました。悪い兄はふくろの中に入れられ、ぬいつけられ、生きたまま水にしずめられて、溺れ死にました。【おわり】
こっちのお話は弟が生き返ったりしないんですよね~(´`)
やっぱり年月経ってるからでしょうか!笑
それでは長々と申し訳ありませんでしたorz
良い週末をですっ(´∀`)
今日の札幌は暑くて思わずぐたってしまいますorz
お昼にビビンバ食べて汗倍増^^笑
今日もグリム童話のお話を。今日で最後にしますのでお付き合いくださいm(><)mゎ
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【ねずの木の話】昔々、二千年ほど前一人のお金持ちときれいな妻がいました。二人は子どもがなく、いつもさずかりますように、とお祈りしていました。冬のある日、妻は家の庭にあるねずの木の下でりんごの皮をむきました。自分の指を切ってしまい、血が雪の中に落ちるのをみて「血のように赤く雪のように白いこどもがあったら」とつぶやきました。やがてねずの木に花が咲き、実がつきましたが、それを食べた妻は悲しくなり病気になりました。血を落としてから九ヶ月経ち、妻はこどもを産みました。たいそう喜び、死んでいった妻を「ねずの木の下に埋めてください」という言葉通りにしてやり、夫はおいおい泣きました。 しかし、しばらく泣いてくらした後、二度目の妻をむかえました。
二度目の妻は、女の子を産みましたが、最初の妻のこどもの可愛らしい男の子を見ると、心がむしゃくしゃしました。彼女はいつも、財産を残らず娘にやりたいと考えていたので、悪魔にとりつかれて、男の子にひどくあたりちらしました。あるとき、妻が上の部屋に上がると、娘がついてきて「お母さん、りんごを一つちょうだい」と言いました。母親は「ああ、いいよ」と答え、大きな重いふたと大きな鉄の錠前をはずして箱の中からきれいなりんごを一つあげました。娘はお兄ちゃんももらえる?と聞いてきたので、母親は機嫌を損ねましたが、学校から帰ったらあげると言いました。母親は男の子が帰ってくるのを見ると、娘のりんごを取り上げ「お兄ちゃんより先にはやれないよ」と言い、りんごを箱に投げ込みました。悪魔がとりついた母親は、男の子に親切そうに「ぼうや、りんごがほしいかい?」と聞き、ちょうだいと答えた男の子を箱の前に立たせ「りんごを一つ取りな」と言いました。男の子が箱の中に屈んだ時、悪魔の指図で、母親はバタンとふたを閉めたので、子どもの頭はとんで、赤いりんごの中に落ちました。すると彼女は怖くなって、どうにか私のしたことでないようにできないかしら!と考えました。そこで子どもの頭を首の上にのせて、白い布をぐるぐる巻きつけ、男の子を戸の前に座らせ、手にりんごをもたせました。
それから台所にいる母親のところに娘がやってきて「お母さん、お兄ちゃんが戸の前に座って白い顔をしているの。あたしがりんごをちょうだいって言っても返事もしないの。」と言いました。母親が「もう一度いって、それでも返事をしなかったら、ほっぺをぶっておやり」と言ったので、娘はまたお兄ちゃんのところへ行き、声をかけましたが、返事をしないのでほっぺをぶちました。すると頭がころりと落ち、娘はびっくりして泣き喚きました。そして母親に話すと「たいへんなことをしたわね!でも、だまっていなさい。どうしようもないんだよ。お兄ちゃんをスープにしよう」と言い、男の子を細かくきざみ、おなべに入れて、スープににました。お父さんが帰ってくると、「ぼうやはどこにいる?」と聞きました。娘は泣き崩れ、母親は「ぼうやは田舎に遊びに行きました。そこにしばらく泊まるって」と答えました。お父さんは変だと思いましたが、食事を始めると「このごちそうはとてもうまいよ!もっとおくれ!」としきりにお代わりをし、骨をテーブルの下に投げ、すっかりたいらげました。娘は絹の布を取り出し、骨を残らず拾い上げ、布にくるんで戸の外に持ち出して、血の涙を流して泣きました。娘は骨をねずの木の下におきました。すると、ねずの木は動き出し、霧のようなものが出たかと思うと、火のようなものがもえ、その中から美しい小鳥が一羽飛び出しました。小鳥が行ってしまうと、ねずの木は前と同じようでしたが、骨の入った布はなくなっていました。
小鳥は金細工師の家で歌い、金ぐさりをもらいました。それから靴屋で歌い、赤い靴を一足もらいました。次に水車場に行き、粉ひきの石うすをもらい、首にはめ、家に飛んで帰りました。小鳥はきれいに歌い、母親は耳を塞ぎ、娘が前掛けがぐしょぐしょになるまで泣き、父親は外に出て見てみました。歌い終わると小鳥は、父親の首に金ぐさりを落としました。また小鳥が歌い出し、娘も外に出てみると、靴を投げてくれました。二人は家の中に入り、小鳥を褒め称えたので、母親も楽な気持ちになりたくて外に出てみました。すると、バターン!と小鳥が石うすを頭の上に落としたので、彼女はぐしゃりとつぶれてしまいました。父親と娘はその音を聞いて外に出ました。すると、けむりと炎がそこから燃え上がっていました。それが消えると、そこにかわいいお兄ちゃんが立っていて、お父さんと妹の手をとりました。そして、三人そろって楽しく家に入り、食卓について、食事をしました。【おわり】
と言うお話なんですが、これが元になっているマザー・グースがあると紹介されています^^
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母さんがわたしを殺した/父さんがわたしを食べる/兄さん弟、姉さん妹、テーブルの下で/わたしの骨を拾い集め、/冷たい大理石の墓石の下に埋める
と言う歌が紹介されています(`・ω・´)
本文では「その起源はグリム童話にあって、【柏槇の話】と【唄をうたう骨】の二編に、それぞれ若干文句が異なる唄が出てくる」と書かれていました><
ちなみに【唄をうたう骨】のグリム童話全集1に載っていますよ^^ノ
これはいのししが出て困っていた王様が「つかまえるか、殺すかしたものには、一人娘を妻にしてやる」とおふれを出したところ、ふたりの兄弟が名乗りでました。素直な弟が、こびとからもらったやりでいのししを殺し、ぬけめのない兄は弟を橋の上でなぐり、川に落ちて死んだ弟を橋の下に埋め、手柄を横取りしました。長い年月が経って、羊飼いが橋の下で小さな骨を見つけ、角笛の吹き口にちょうどいいと思い、骨をけずって作り、ちょっと吹いてみました。すると骨はひとりでに「わたしの兄がわたしを殺し、橋の下に埋めました。いのししをよこどりして、王女さまをおよめにもらおうと。」とうたいだし、羊飼いは王様に届けることにしました。王さまは橋の下を掘り起こさせ、弟の骨をきれいなお墓に納めさせました。悪い兄はふくろの中に入れられ、ぬいつけられ、生きたまま水にしずめられて、溺れ死にました。【おわり】
こっちのお話は弟が生き返ったりしないんですよね~(´`)
やっぱり年月経ってるからでしょうか!笑
それでは長々と申し訳ありませんでしたorz
良い週末をですっ(´∀`)
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ねこなで <3O06.19(土)
にゃあと一声鳴いたなら
のどをゴロゴロ頬すり寄せて
僕を見てよと訴える
僕を愛でてよ、撫でてよと
みゃあと一声鳴いたなら
しっぽをバシバシ爪を立て
僕を撫でろと訴える
僕を愛でろよ、可愛がれ
にゃおと一声鳴いたなら
瞳をキョロキョロ耳ねかせ
僕をぶつなと訴える
僕は可愛い、こねこちゃん
みゃおと一声鳴いたなら
のどをゴロゴロ足をそろえて
僕を褒めてと訴える
僕はいい子で、かわいこちゃん!
のどをゴロゴロ頬すり寄せて
僕を見てよと訴える
僕を愛でてよ、撫でてよと
みゃあと一声鳴いたなら
しっぽをバシバシ爪を立て
僕を撫でろと訴える
僕を愛でろよ、可愛がれ
にゃおと一声鳴いたなら
瞳をキョロキョロ耳ねかせ
僕をぶつなと訴える
僕は可愛い、こねこちゃん
みゃおと一声鳴いたなら
のどをゴロゴロ足をそろえて
僕を褒めてと訴える
僕はいい子で、かわいこちゃん!
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